Concept 医療コンセプト

Integrative Medicine 心・体・魂を調和させる
「身心霊整合性医療」とは

身心霊(しんしんれい)整合性医療とは、人を「体」だけの存在として診るのではなく、
「体」「心」「魂」という三つの層からなる、ひとつの全体として捉えていく医療のかたちです。

現代の医療は、目に見える「体」を中心に発展してきました。
臓器を細かく分けて専門科をつくり、検査で異常を探し、薬や手術で対処する ── その精度は確かに素晴らしいものです。
しかし、診察室で日々お話を伺うなかで、私はずっとこんな違和感を抱えてきました。

同じ症状を抱えていても、ある人はすっと治り、ある人はなかなか治らない。
検査では何も出ないのに、確かに苦しんでおられる方がいる。
逆に、数値は悪いのに本人はとてもお元気な方もいる。
なぜ、こうした差が生まれるのだろうか、と。

その答えを探していくと、やはり「体」だけを診ていては届かない領域があると気づきます。
心の状態、魂のありよう。
それらが体に映し出されているのだとしたら、医療もまた、その三つの層に届くものでなければならない ── そう考えて辿り着いたのが、この「身心霊整合性医療」です。

人間という存在の三層構造
体

目に見え、触れられる肉体。
臓器、骨、血液、神経 ── 現代医学が主に扱ってきた領域です。

心

感情、思考、ものの感じ方。
体と魂のあいだをつなぎ、その調和を映し出す鏡のような存在です。

魂

目に見えず、生命の根源にあるもの。
誰しもが持って生まれ、人を人たらしめている本質です。

現代の医療は、主に「体」の層に対して向けられてきました。
臓器を細分化し、検査で異常を捉え、薬や手術で対処する ── その確かな技術によって、私たちの暮らしは大きく支えられています。
当院でも、必要な場面では迷わず西洋医学の力をお借りします。

ただ、体の層だけにとどまっている限り、届かないものがあるのもまた事実です。
心の傷や、生き方の歪み、魂の悲鳴。そうしたものから生まれてくる不調を、薬で抑え込んでも、また別のかたちで現れてきます。
原因は、もっと奥にあるからです。

だからこそ、医療は「体だけ」では足りない。
体に届く医療、心に届く医療、魂に届く医療 ── この三つを織り合わせて、はじめて人を全体として診ることができる。
それが、私たちが整合性医療を掲げる理由です。

Science ✕ Story 科学と、物語と

では、「調和の医療」を実践するには、どう診療を進めるのか。
当院は、科学的根拠(EBM)と、患者さまご自身の人生の物語(NBM) ── その両方から、お身体を診ています。

EBM ── Evidence Based Medicine
科学的根拠に基づく医療

統計データや臨床エビデンスに基づく「科学的根拠の医療」。
多くの医療機関の基盤となっている考え方です。
当院でも、必要な検査や判断の場面で、もちろん活用しています。
ただ、EBMは研究者が実験で出した統計上のルール。
お一人おひとりの「なぜこの方に、この症状が出ているのか」という本当の原因までは、見えてこないことも多いのです。

NBM ── Narrative Based Medicine
人生・生活の物語に基づく医療

患者さまが語ってくださるストーリーから、病の根本原因を読み取っていく「人生生活物語の医療」。
当院はこちらを、より大切にしています。
病の原因は、多くの場合、その方が生きてこられた時間 ── お仕事、ご家族、これまでの出来事の中に、そっと隠れています。
お話を伺うこと自体が、治療の第一歩なのです。

EBMとNBMは、対立するものではありません。
ふたつを織り合わせてはじめて、人を全体として診ることができる ──
その融合のかたちを、当院は「HBM(全人間に基づく医療)」と呼んでいます。

HBM ── Humanity Based Medicine
全人格に基づく医療

当院の比重は、お話を伺うNBMが九割以上、検査やエビデンスのEBMが一割以下。
逆ではないか、と感じられるかもしれません。
けれど、これが「人」を診るということだと、私たちは考えています。

Three Pillars 当院では医療を三つに分けて捉えています

健康管理

病気にならないための、
日々の暮らし方

飲食、運動、睡眠、そして心の癒やし。
健やかな生活習慣こそ、最も安全で、確実な予防です。
どんな治療よりも、日々の過ごし方が、体をつくっています。
当院の医療は、ここから始まります。

体調管理

不調のサインに、
早めに気づく

病気というほどではない「なんとなく不調」の段階で、自然治癒力を取り戻していく。食事療法、運動療法、漢方療法、サプリメント、点滴 ── その方に合った方法を組み合わせ、体のリズムを整えていきます。

病状制御

必要なときに、
必要なだけ

もし病気になってしまったら、西洋医学の力で症状の進行を抑えます。
ただ、それはあくまで一時的なもの。
落ち着いたら、また自然治癒力を取り戻す方向へ、少しずつ舵を戻していきます。

現代医療は「病状制御」に重心を置きがちですが、
当院はむしろ、病気になる前の段階にこそ、力を注ぎます。

Our Approach 当院のアプローチの流れ

では、当院ではどんな順序で、あなたの体を診ていくのか。
診察の実際の流れを、簡単にご紹介します。

01

お話を伺う

症状のことだけでなく、これまでの暮らしや人生の物語もお聞きします。
あなたを知ることが、治療の始まりとなります。

02

原因をご一緒に探す

症状の奥にある本当の原因を、対話と検査(ARDK・PRAなど)を通じて見つけていきます。

03

整え方を選ぶ

漢方・栄養・点滴・波動・光線 ── その方の体質と状態に合う方法を、必要なだけ組み合わせてご提案します。

04

共に歩む

経過を見ながら、次の一手をご一緒に考えます。
あなたのペースで、無理のない形で続けていきます。

手術や強い薬を、頭から否定しているわけではありません。
必要な場面では、迷わずお勧めもします。
ただ、それがすべてではない ── そう感じている方にこそ、当院の医療は寄り添える場所だと思っています。
症状を抑えることが目的ではなく、あなたが「快く生きる」ことが目的です。
どんな些細なことでも、どうぞ遠慮なくお話しください。